昨年末に訪問し、お願いしていた麺棒です。
のし棒は、北海道ならでは「おんこの木(いちい)」にした。色合いがきれい、材質は大変良い木であること(何しろ、仁徳天皇がこの材で笏(しゃく)を作り木に正一位を授けたという一位ですので)、硬い木であることです。数年間乾燥させ歪みが今後出ないだろうという状態で切り出したとのことで、余りゆがまないというお話でした。
麺棒を購入。札幌新川そばの会の会員で、皆さんがお願いして作成していただいている、滝口さんから購入しました。直径は28mmで、長さは900mmを1本、ついでに、780mmという中途半端なサイズも購入しました。まき棒は直径30mm、長さ1100mmを2本購入しました。
こま板は、大きさが350mm×300mmで、かつらの木です。桐の木のこま板が多い中、広葉樹の桂にしました。物珍しいゆえお持ちの方は少ないという売り文句に飛びついたものです。
おんこののし棒、かつらのこま板と、部不相応ではありますが、麺包丁同様、良い道具を用いて後は腕だけという追い込み方も良いのかなと思います。こうすることにより、そば打ちがうまくいかない問題の帰結を、道具のせいにはできないので。。。
日本での武道、茶道や華道等々の「道」では、型から入り、型に終わるといわれています(たぶんですが。少なくとも空手はそう言われていました)。そば打ちは「道」なのか否かは、まだ全くわかりませんが、型を形作る道具も大切に使えるものを持ちたいという気持ちからであるかもしれません。
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