先週末(2015年2月28日(土))に浅草合羽橋道具街に行った。目的は、麺切り包丁とウェアを探すことと、もう一つは、新川そばの会の名人の神指さんからのオーダーで、ケミカルオイルを購入することである。
麺切包丁のお店をネットで探すと、鍔屋やユニオンというお店が出てくる。そばの会の方に伺うと、鍔屋はやはり有名なようである。包丁は、持ってみて良いと思ったものを買ったほうが良いよ、今回良い物が無くても幌加内そば祭りには多くの道具屋さんが来るのでそこでも買えるという教えを胸に、目指せ、合羽橋道具街。
日曜日はお休みの店がほとんどであるが、包丁屋、サンプル屋(料理サンプル)等の数店が店を開いていることを確認して出かけて行った。以前ぶらっと合羽橋道具街を歩いたことがあるが、目的を持って行くのは初めてである。お目当ての鍔屋に着くまでに、3軒ほどの包丁屋さんを覗き行き着いた。Netでは、麺切包丁が沢山展示してあり、お店の方も親切にいろいろ出してくれて、ゆっくり品定めできるということであった。うーむ。着く早々そのイメージは崩れた。外国の方を含めて、小さな店に多くの方が来店しており、麺切包丁より他の包丁のお客さんが沢山居られた。比較的若い方が、料理包丁を探している。麺切包丁は何処かと探すと、入り口に近いところに一列展示されていた。お店の方に話しかけるが、なんだか面倒くさそうでそれ以上聞くのを止めた。向かいのユニオンではゆっくり見せたいただき、お話を伺うことができた。また、来た道すがらにあった他の店でも色々と聞いてみた。これらのお店の方が、ゆっくり話を聞けるし、ゆっくり品定めができる。結局、これというのが見つからずに、合羽橋での購入は、先輩の教えの通りにやめることにした。
もう一つの訪問目的の、ケミカルオイル(のし棒のメンテナンス用)は、鍔屋の向かい隣の、「そばさろんやぶきた」で購入できると聞いていた。鍔屋の帰りに寄ろうと思い、ネットで事前に情報収集し休日も営業していることを確認していた。しかし、お店が無い。よくよく見ると建物の上の方に小さく」やぶきた」の文字。ここがそうかと思ったが、閉まっている。「えッ、休日やっているのでは?」無いのか?鍔屋に続き、ここも期待外れ!! 隣のユニオンにもう一度行き、やぶきたさんはやっていないんですね?とうかがってみると、「店を閉めたよ」と言われた。それから、他の空いているお店でケミカルオイルを置いているか聞いてみたが、一軒も置いている店が無かった。
結局、この日は包丁が見つからず、オーダーのケミカルオイルも買えずに憧れの合羽橋道具街を後にした(ウェアは購入できたが)。
その後、浅草から行き慣れた日本橋に向かい、包丁の木屋を訪ね、ついでに高島屋に行ってみた。高島屋で、京都の「有次」が京都以外で唯一店を出しているので行った見ることにした。有次については、「有次と包丁」という本が出版されているので、その存在は知っていた。店に有る物を持たせてもらったが、結句しっくりくる包丁。しかし、本数を置いていないので、良ければ取り寄せますということを伺い、その日の包丁購入ツアーは終了した。有次については、また後日に触れたい。
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