札幌そば研究センター

2016年10月30日日曜日

名人戦記録(4) 第4回武蔵の国そば打ち名人戦

第4回武蔵の国そば打ち名人戦結果報告

開催日:2016年10月22日(土曜日)
場所:学校法人志学会高等学校 体育館
天候:曇り、気温は低く寒かったです

会の実行委員長の安田さまから、本名人戦への熱い思いが語られました。「食す」というところまでを審査対象と出来たのは、第4回を迎えた本会が初めてだったようです。美味しい蕎麦を提供する名人戦ということで、そば打ちに加えて、ソバを選ぶところから、食すところまでが審査対象です。
まずは、そばを打ち、その審査が行われ、上位者が茹で部門に回り、蕎麦を提供して味まで審査するという手順です。
そば打ちには29名が参加し、3回に分かれて審査です。私は第2組目での参加となりました。
参加者は、名だたるそばの打ち手の方々で、私が参加できたこと自体ありがたい話です。第1回と第3回の皆さんのそば打ちを観察し、また、色々と学ぶことができました。

予選を修了し、茹で部門に進んだのは9名でした。
これらの9名の方は、一人ずつ、そばを茹で食味審査に入りました。
残された我々は、茹で部門の見学はできません。その代りにデモ打ちが用意され、初代名人の中山徹様のデモ打ちを見学することができました。解説とその場その場のポイントを分かりやすくお話しされながらのデモ打ちで、大変参考になりました。デモ打ち後に、場所を変えて、四つ出しでの内側の麺体出すための手の使い方や指の使い方など、なるほどという新たな気付きをご教授いただきました。また、水回し時の手の使い方や、2回目の加水後の手の使い方や回し方は、現在チャレンジしている内容であり、こちらも大変参考になりました。
9名の方の茹で審査が終わり、いよいよ名人の発表です。名人は、富山から参加された、前田様でした。対馬産のそばでのそば打ちでした。

そば打ち後は、交流会が開催され、ここでは、沢山の方と知り合うことができ、また、沢山のことを教えていただきました。本当に感謝です。
来年も必ず参加し、予選が通過できるようにしたいと思います。



私自身のそば打ちは、次のような結果でした。
①水回しの段階で少し水が入り過ぎました。
②地のしから丸のしでは、予定していた大きさまで丸のしする時間が無く、少し小さめで終了。
③①と②により、四つだしは慎重にと開始します。少し小さな丸のしですので、最初の四つだしの回数を普段より多めに、かつ、少しだけ手を置く力が入りました。これが失敗のもとで、内側の角が出過ぎてしまいました。
④のしは、③でできたのし過ぎの角を何とか修正しながら全体をのそうと、相当に苦労しました。最終的に完全に修正できない状況でのしを終えました。
⑤切りは、普段の練習のように切れましたが、予想時間を越えてしまいました。
⑥最後の片づけは、ほとんど時間が無くなり、かろうじて終了でした。
沢山の反省が残る大会でした。慎重さに欠ける内容で、情けない結果に終わりました。まだ、相当に練習が足りないのを痛感しました。

2016年10月6日木曜日

そば打ち記録(54) 色々

そば打ち記録(53)は、8月6日の記録

そば打ち記録(54)は、それ以後、約2か月間の記録になりました。

8月20日(土) ; 3回打つ
1kg生粉打ち
1.5Kgつなぎ100g
同上 

8月27日(土) ; 3回打つ
1.5kgつなぎ100g 幌加内名人戦用のそば粉
同上
同上

9月17日(土) ; 2回打つ
1.0kg 生粉打ち
同上

10月1日(土) ; 3回打つ
生粉打ち 音威子府産キタワセ 新そば粉(埼玉大会参加用;加藤農産から頂いた粉)
1.0kg  60メッシュ篩粉 試し打ち
同上    40メッシュ篩粉 試し打ち
同上    30メッシュ篩粉 試し打ち
加水量 どの粉も46から47ml
少しだけ、加水が多いという印象
美味しかったです。
もう少し香りを加えたいので、丸抜きを擦って粗挽きを加えたもので試し打ちを計画中。



ボランティア(3) 浦臼そば祭り

9月24日25日 浦臼そば祭りでお手伝いをしました。

浦臼そば祭りは、牡丹そば種を提供するお祭りで、浦臼町が力を入れています。
浦臼そば祭りのお手伝いは3回目になりました。即ち、そば打ちを始めて3年目に入ったということです。

今年は、天候にも恵まれ、土曜日、日曜日共に雨と風には見舞われず(過去2年は雨と風で大変でした)、多くのお客様が美味しい蕎麦を堪能されたのではないかと思います。

1日目の終了後に、お祭りに出店したそばの会毎に、3名1組で団体戦が行われ、我々も参加しました。過去2回は、時間内に打ち終わらないという状況でしたので、今回は、とりあえず、時間内に終了させるということを目標にし、準優勝となりました。準優勝ですがそば打ちが評価されたかは不明です。何故なら、途中でクイズがあり、回答も点数に加わるので。しかし、なにも無いよりは、良かったということで、参加者3名で喜んでいます。

牡丹そばへの評価は分かれるとことろだと思いますが、この地を中心に復活させたそば種ですので、大事に育ててほしいものです。交配が安易なそばですので、管理が難しいでしょうが、是非、残していただき、毎年、浦臼そば祭りが開催される事を望んでいます。


ボランティア(2) 空そば祭り 岩見沢

9月10日11日と岩見沢駅前で「空そば祭り」が開催されました。

上砂川そば愛好会のお手伝いで、両日ともに参加し、お手伝いをしました。
十割そばでの提供です。

打ち手は、福井の全国名人、本年度の女流名人等々、北海道内の蒼々たるメンバーです。
私自身は、茹であがった蕎麦を計量する役割りでしたが、その手に感じるそばの触感を感じながら2日間お手伝いしました。
角が立った蕎麦、蕎麦の太さによる触感の違いによる美味しさとの関係、蕎麦の太さと水切れによる美味しさとの関係、打ち手と茹であがった蕎麦の美味しさとの関連などなど、本当に勉強になる2日間でした。全く同じ粉で、こんなに違うのかという驚きでした。
生粉打ちの蕎麦では、細すぎる蕎麦は水切れに問題があること。
同じような蕎麦の太さでも、角が立つ蕎麦と立たない蕎麦の触感は全く異なり、喉越しも異なること。
本当においしいそばを打つのは、なかなか難しいなという、強烈な印象を持ったお手伝いでした。




名人戦記録(4) 第4回武蔵の国そば打ち名人戦 (エントリーされました)

第4回武蔵の国そば打ち名人戦へのエントリーされました。

開催日:2016年10月22日(土曜日)
場所:学校法人志学会高等学校 体育館

美味しい蕎麦を提供する名人戦ということで、そば打ちに加えて、ソバを選ぶところから、食すところまでが審査対象だそうです。
そもそもs、小職がそば打ちを始めた切欠は、美味しいそばを食べたいからでした。そのために、そばに関する情報をかき集め、200報近くの本屋文献を読み、ソバという植物から、そばを打つという工学的な作業の持つ意味の検討、そもそも美味しい蕎麦は何かを求めて、色々なソバの産地やお店に伺い、その場で蕎麦を頂戴し、加えて、そば粉を分けてもらって自ら打ってみました。
美味しいというそば粉は集めて、水による生粉打ちで全ての粉を試してきました。ここまでに2種類の粉が、私の手におえないものでした。福島の山都地区のドラム粗挽きの粉と、山形の次年子で分けてもらった来迎寺種のやはりドラム粗挽きの粉です。どちらも、お店の方によると、水では厳しいので湯捏ねしているという粉でした。この2種は、今年もお願いしてチャレンジです。
話しが逸れました。

ここまで書き、3週間が過ぎました。この間色々ありました。そばの会も、なにゃら、ややこしいです??

その間に、音威子府村の加藤農産様から本年新そばが届きました。無農薬栽培のキタワセ種を石臼挽きし、60メッシュと30メッシュで篩ったものです。
先日打ちました。美味しい蕎麦でした。この粉にて参戦となります。まだ、2週間あるので、その間に練習します。