使用食材は、本枯節(雄節と雌節混合)、宗田節、鯖節、ムロアジの厚削りと、真昆布、かえしです。かえしは4か月前に仕込んだもので、角館の安藤醸造の生醤油に、九重味醂、富士酢、甜菜糖で仕込んだものです。
水3000mlに真昆布を加え60度で1時間にて抽出しました。その後、節を加えて1時間煮だしました。この間に、約50%に煮詰めています。
このだしに、1/3の量のかえしを加えて消毒のために加熱して辛汁の出来上がりです。
残りの節と昆布に水を加えて、2番だしを作ります。これにかえしを1/10加え、酒、味醂で調整して甘汁の出来上がりです。結構2番だしが取れるので、十分だしの効いた甘汁になりました。2番だしでの甘汁造りは初めてでしたが、煮物に2番だしを用いる料理屋さんも多いので、チャレンジしました。かけそばに用いるには十分なだしでした。これまで、勿体ないことをしました。1番だしを引いた後は殆ど捨てていましたので。
先週末は、自宅でそば打ちでした。
石臼引きの超粗びき粉を50%、同じそば粉を自動石臼挽き機で挽いて60メッシュで篩ったそば粉を50%加えて打ちました。手引きの超粗びき粉100%のそばと比べると簡単に打つことができ、つながります。しかし、食感とそばの香りは落ちます。かけそば用には、丁度良いのかもしれません。
札幌・函館の佐吉屋さんの真昆布は良い昆布です |
4種の節の厚削り |