札幌そば研究センター

2016年5月8日日曜日

そば打ち記録(44) 全十勝 そば打ち合宿にて

5月7日(土)午後から8日(日)にかけて、北海道新得町にて十勝素人そば打ち研鑽合宿に飛び入り参加させていただきました。

4月中旬の上砂川生粉打ち名人戦で知り合いになった大阪のO氏と札幌のS氏から、この日程でそば打ちの合宿があることを教えたいただき、お誘いいただいたというより、お願いして一緒に連れて来ていただきました。

7日の午後から始まり、夜中、早朝もそば打ちの練習をしようという練習会でした。集合後、参加者各自の目標に合わせてアセスメントし、その後は各自の自主性に任せて練習です。夕食もお酒抜き、その後にそば打ち派とお酒派に分かれるという構図で、翌朝を迎えるスケジュールです。



参加者は、初段位、二段位を目指す方の他に、三段位、四段位を目指す方、名人戦参戦を目指す方が、総勢94名集まっての合宿です。教えてくださるのは、全国素人そば打ち名人の3名の先生方の他に、各名人戦で名人位になられた方や、高段位の方があちらこちらで参加者に声をかけてくださります。それは、道内のそば打ちの名だたる方々が全員集合して練習会をしているという構図で圧巻です。

合宿でのそば打ちは、参加者個々が、自身の目標に合わせて、自主性に任され、教えてほしいことがあればどんどん聞いてくださいとうスタンスですので、堅苦しくなく、また、皆さん楽しみながらそば打ちの練習に励みます。また、今年は珍しいことと言う話でしたが、3人の全国名人の方々が、全員デモ打ちをやられたので、三者三様のそば打ちを観察することから学ぶことも多くありました。

高段位の方から初段を目指す方まで、こんなに一所懸命に練習して色々な大会や段位試験に臨んでいるという事実を知り、ここに参加されている方々から、各地の名人や高段位合格者が排出されるのは、至極当たり前のように思えました。
2日目 朝4時です。すでに準備万端?の面々

用意される粉は、参加者の目標毎に準備されており、それらは予想される段位試験や大会の粉を用意していただけます。四段位試験用の粉は、石臼粗挽きの1400対100の粉で、三段位の方が打って練習しますが、皆さん閉口しながら打たれていました。相当に難しい粉で、普通に打つと麺が切れ、あるいは麺にならないという粉です。この粉の状況や打ち方を皆さんから聞いて、本合宿の最後にこの粉を打たせていただきましたが、のしに時間がかかったために、大分ゴミが出ました。水回しが大変難しく、その後の作業も遅ければ切れます。模擬粉を用意することができる全十勝の方々のご努力は、すごいなと感心しきりでした。

この合宿で、4回打つことができました。この間に、色々な方がご教授くださり、溢れるほどの知見をいただきましたが、何せ、昨夜寝ていないのと、あまりに多くのことがあったので整理できないでいます。改めて、まとめられればと思っています。
Before
After

最期に、突然のお願いにもかかわらず本会に快く招き入れてくださった、全十勝の折笠様をはじめ、皆様に感謝申し上げます。

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